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萩焼の発祥以来茶陶むとして、しかも高麗茶碗の系譜を引く近世国焼茶碗の筆頭として評価を得て来た大きな要素として、まずその技術が李朝の陶技を中心に作られている事から原土の重要さが考えられます。

萩の原土の主流は何といっても「大道土」で藩政時代には、御用窯以外は大道土の使用は禁じられており、御用窯でも茶碗しかこの土の使用を認められなかった程の貴重な原土でありました。
萩焼の土は昔から、大道土を基本に何種類かの地元の土を混ぜて作られてきました。
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●大道土 |
防府市の大道付近で採れる土でカオリン質の土の一種、石英質の石楽を多く含む。単独では、粘りが強すぎて土質調整用として、萩市近郊の金峰土を加える、
これが元土となります。
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●ヒメ土 |
雲母質のセリサイトも多く含まれ、軽くややサックリした土質に仕上がり、見た目や感触、風合い、焼き上がりの土味の優しさなどから、この元土のことを姫土(ひめつち)あるいは、細土(こまつち)と呼んでいます。
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●ミシマ土 |
単独での成形は可能ですが、非常に軽い土質で本焼に耐える強度は殆どありませんので精製したものを姫土や荒土とブレンドして使います。原土名も見島土ですが、ブレンドしてもミシマ土と呼んでいます。 |
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土や砂のブレンドは様々ですが、萩焼は、この精製土を基本にいろいろと使い分けて作ります。ピンクがかった土に、土灰釉、藁(ワラ灰)釉を掛け、土の性質に合わせて約千二百度と比較的低い温度で、じっくりと時間をかけて焼きあげています。
萩焼の土は、耐火度が1700℃以上と言われ、1200℃前後の本焼温度では殆ど焼き締まりません。そのことが土の風合いを多く残すことになり、柔らかい土味と吸湿性を保ち、使うにつれて「萩の七化け」と称される茶渋による色変化を伴います。
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●土の調合、珪砂(けいさ)の量
●荒砂をたっぷり入れれば、力強い鬼萩になります。
●細砂を入れれば縮緬皺(ちりめんじわ)になります。
●細砂を入れなければ品の良い姫萩となります。
●紅萩なら鉄分の多い土を塗る。
●井戸茶碗なら珪砂を若干多めに入れる。 |